サカナ


「暇、だなぁ」
またぼやきだす。
いつもいつも、こいつは話してなければ生きていられないのだろうか。
「あんたがこの部屋から出してくれないからだよ」
非難めいた瞳を向ける。
「出たら殺されるぞ」
「いいよ、それでも」
本当にどうでもよさそうに。
だるそうに。
「結局は同じだろう」
窓を見つめる。
「ここにだってあんたに無理矢理連れてこられたんだ。同じさ。自由がないんだから」
「抵抗、しなかった」
「同じだからさ」
起きあがる。
「あそこだって、ここだって。同じさ」
「そうか」
カップに口をつける。
桃の味が内に広がる。
……甘い。
「結局、僕にはそれしかないんだよ。続くか、続かないか。どちらかしか」
微笑む。
あの時と同じように。
ぱらぱらと、窓には雨がふりかかる。
「ねぇ」
ふと話しかけられる。
「なん……」
返事をしようとし、それができない。
唇を塞がれた。
生暖かい異物が内に入ってくる。
自分の舌を、それに絡ませる。
同じだと、彼は言う。
これだって、あそこにいた時と同じなのだ。
何も変わっちゃいない。
変え方が、解からない。
「甘……ッ」
やっと唇を離した途端これだ。
「よくそんな甘いの飲めるよね、あんた」
「……自分からしてきたんだろ」
「そんなの飲んでるなんて知らなかったんだよ」
「……オレがいつもこれを飲んでるの知ってる」
また唇を塞がれる。
ゆっくりと唇を離し、とろんとした目で。
耳元で小声で呟く。
「……ねぇ、しようよ」
異議はなかった。













そしてまた、溺れていく。

















あとがき

はい、ホモでした(笑)。
途中までなので無理矢理最後をつけたした。
管理人ホモは肉体関係が萌えます。
レズは精神的な繋がり、ノーマルはじれったいのが萌え。
サーバーの都合で途中まででした。